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マリア スクウォドフスカ=キュリー賞 2026

04.06.2026

MSC

202664日、駐日ポーランド共和国大使館において「第5回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」授賞式が開催されました。本賞は駐日ポーランド共和国大使館ならびに国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)により2021年に創設され、今年で5周年を迎えました。日本の若手女性研究者による傑出した研究成果を顕彰すると同時に、ポーランド出身のノーベル賞受賞者の功績を伝え、日本の女性研究者の国際的な研究を推進することを趣旨としています。

授賞式はポーランド科学アカデミーの協力、ポーランド共和国科学・高等教育省の名義後援を受け、駐日ポーランド大使館の科学および広報文化外交分野における主幹事業として半年以上の準備期間を経て開催されました。

授賞式および晩餐会には、高円宮妃殿下が名誉総裁ならびに表彰委員会委員長としてご臨席されたのをはじめ、国立研究開発法人科学技術振興機構、内閣府、外務省、文部科学省ならびに日本およびポーランドの科学および文化界から60名のご来賓が出席されました。受賞者インタビューならびに式典の模様は新聞各社に報道され、614日放送のフジテレビ番組「皇室ご一家」においても紹介されました。

パヴェウ・ミレフスキ大使は冒頭のご挨拶において、マリア・スクウォドフスカ=キュリーは、その科学的功績、人類への貢献から疑いの余地なく世界で最も有名な女性科学者であり、科学の道を歩む若い女性研究者にとって普遍的な模範であることを述べました。また、先のドナルド・トゥスク首相の訪日の成果を踏まえ、ホライズン・ヨーロッパ(Horizon Europe)プログラム等を活用した二国間科学協力の発展の重要性について強調しました。

高円宮妃殿下はお言葉の中で、男女平等の重要性を強調され、研究助成金の獲得に際し、女性研究者と男性研究者間において機会均等を追求する重要性について述べられました。続いて、橋本和仁 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)理事長、日比谷潤子 選考委員長、栗原権右衛門 日本電子株式会社(JEOL)相談役が其々ご挨拶され、マレック・コナジェフスキ ポーランド科学アカデミー会長からのビデオメッセージが放映されました。

〈最優秀賞〉

黒木 祐子     ― インテーザ・サンパオロ AI リサーチ(イタリア)

                                          専門分野:情報科学

〈奨励賞〉

小林  天美     東北大学

        専門分野:神経科学

 

 山口 そのみ 氏 ― ダナ・ファーバーがん研究所(米国)

専門分野:ファージ生物学、構造生物学、生化学

〈特別賞〉

森本 真里子 ノートルダム大学(米国)

  専門分野:化学生物学、免疫学、がん生物学

 

最優秀賞受賞者はポーランド研修旅行に参加し、同じ専門分野の第一線で活躍するポーランドの研究者と交流していただく予定です。賞の創設以来、ポーランド科学アカデミーが渡航費を賛助しています。全ての賞の賞金は電子顕微鏡をはじめとする研究装置の理科学機器メーカーである日本電子株式会社(JEOL)にご協賛いただきました。

昨年に引き続き、今年の第5回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)授賞式もポーランド政府観光局の協力により、ポーランドの多彩な魅力を紹介する観光プロモーションを兼ねて開催されました。式典に続く晩餐会ではミシュランガイド掲載店を含むポーランドの有名レストランから来日したシェフたちによるポーランド料理が振舞われました。

さらに式典中、ポーランド・日本科学イノベーション・フォーラム「ヴィストゥラ-サクラ」の設立が発表されました。駐日ポーランド大使館後援の当フォーラムは、ポーランドと日本の科学界、研究者間を結び、共同研究プロジェクトの実現を目指します。

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